Swing/TerminateEdit のバックアップ(No.3)

TITLE:JTableのセルの編集をコミット

JTableのセルの編集をコミット

編集者:Terai Atsuhiro
作成日:2007-04-16
更新日:2022-10-01 (土) 04:56:39

JTableのセルの編集をコミット

概要

セルの編集中、フォーカスが別のコンポーネントに移動した場合、その編集を確定する方法をテストします。

#screenshot

サンプルコード

table.putClientProperty("terminateEditOnFocusLost", Boolean.TRUE);

DefaultCellEditor dce = (DefaultCellEditor)table.getDefaultEditor(Object.class);
dce.getComponent().addFocusListener(new FocusAdapter() {
  public void focusLost(FocusEvent e) {
    if(!focusCheck.isSelected()) return;
    if(table.isEditing()) {
      table.getCellEditor().stopCellEditing();
    }
  }
});

table.getTableHeader().addMouseListener(new MouseAdapter() {
  public void mousePressed(MouseEvent e) {
    if(!headerCheck.isSelected()) return;
    if(table.isEditing()) {
      table.getCellEditor().stopCellEditing();
    }
  }
});

&jnlp;
&jar;
&zip;

解説

デフォルトのJTableの場合、タブキー、リターンキー、マウスのクリックなどで、別のセルにフォーカスが移動した場合、編集が確定しますが、別のコンポーネントにフォーカスが移っても編集は確定しません。

table.putClientProperty("terminateEditOnFocusLost", Boolean.TRUE);とすると、
- 同じフレームを親に持つコンポーネントにフォーカスが移動したとき、編集が確定するようになります。
- 別フレームのコンポーネントにフォーカスが移動しても編集中のままです。
- ヘッダをクリック、入れ替え、サイズ変更すると、編集はキャンセルされます。

DefaultCellEditorからエディタコンポーネントを取得し、FocusListenerを設定して、セルが編集中ならtable.getCellEditor().stopCellEditing();とすると、
- 別フレームのコンポーネントにフォーカスが移動したときも、編集が確定するようになります。
- ヘッダをクリック、入れ替え、サイズ変更すると、編集はキャンセルされます。

TableHeaderにMouseListenerを設定して、セルが編集中ならtable.getCellEditor().stopCellEditing();とすると、
- ヘッダをクリックしたとき、編集が確定するようになります。

ヘッダのリサイズモデルがJTable.AUTO_RESIZE_OFFのときは、フレームのリサイズしてもセルは編集中のままですが、JTable.AUTO_RESIZE_ALL_COLUMNSなどの場合では、ヘッダのサイズが変更するため、キャンセル扱いになるようです。この場合でも、編集が確定するようにするには、以下のように、JTable#columnMarginChangedメソッドなどをオーバーライドする方法があります。

table = new JTable(sorter) {
  public void columnMarginChanged(ChangeEvent e) {
    if(table.isEditing()) {
      table.getCellEditor().stopCellEditing();
    }
    super.columnMarginChanged(e);
  }
};

JTableのセルの編集をコミット

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