Swing/ClipboardService のバックアップ(No.2)
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- title: ClipboardServiceでシステム全体の共有クリップボードにアクセスする tags: [ServiceManager, ClipboardService, JTextComponent] author: aterai pubdate: 2012-04-30T10:43:03+09:00 description: ClipboardServiceを使ってJava Web Startで動作中のアプリケーションからシステム全体の共有クリップボードにアクセスします。
概要
ClipboardService
を使ってJava Web Start
で動作中のアプリケーションからシステム全体の共有クリップボードにアクセスします。
Screenshot
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サンプルコード
try{
cs = (ClipboardService)ServiceManager.lookup("javax.jnlp.ClipboardService");
}catch(Throwable t) {
cs = null;
}
JTextArea textArea = new JTextArea() {
@Override public void copy() {
if(cs != null) {
cs.setContents(new StringSelection(getSelectedText()));
}
super.copy();
}
@Override public void cut() {
if(cs != null) {
cs.setContents(new StringSelection(getSelectedText()));
}
super.cut();
}
@Override public void paste() {
if(cs != null) {
Transferable tr = cs.getContents();
if(tr.isDataFlavorSupported(DataFlavor.stringFlavor)) {
try{
getTransferHandler().importData(this, tr);
}catch(Exception e) {
e.printStackTrace();
}
}
}else{
super.paste();
}
}
};
解説
Java Web Start
から起動された制限付きのランタイム内で動作中するアプリケーションからは、システム全体の共有クリップボードにアクセスすることができないので、ServiceManager
からClipboardService
を取得し、コピー、ペースト、カットなどでセキュリティ警告ダイアログを表示して、ユーザーにアクセス許可を求めます。
- カットの例
- アプリケーションのクリップボード
- セキュリティ警告でOK、取り消しのどちらを選択しても、
JTextArea
の選択文字列はカットされ、アプリケーションのクリップボードは上書きされる
- セキュリティ警告でOK、取り消しのどちらを選択しても、
- システム全体の共有クリップボード
- セキュリティ警告でOKを選択するとシステム全体の共有クリップボードは上書きされ、取り消しを選択すると上書きされない
- アプリケーションのクリップボード