Posted by at 2003-09-25

Ant

概要(Antとは)

Antは、Javaベースのビルドツールです。理論的には、makeの欠点がないmakeの一種です(Ant翻訳より引用)。

このページでは、JavaベースのビルドツールであるAntの使い方についてメモしています。

build.xml、タスクなどのサンプル

build.xml、タスクなどのサンプルや、その他のちょっとしたTipsなどを、以下別ページにまとめています。

AntのConditionタスクで条件分岐を行う

Conditionタスクを使って、例えばディレクトリの有無などによる条件で、Targetタスクを実行するかどうかを振り分けます。

AntのScriptタスク中でif文を使った条件分岐を行う

Conditionタスクの条件が複雑になるようなら、<script language="javascript">タスクなどでif文を使う方法もあります。

AntのTaskを自作

AntTaskを自作し、これを利用する方法をテストします。

AntのScriptタスクでJavaScriptを使用する

AntScriptタスクでJavaScriptを使用し、簡単なタスクを作成、実行します。

AntのJarタスクで実行可能なJarファイルの作成

Antを使って、Windows環境などでダブルクリックすると起動するJarファイルを作成します。

AntでOutOfMemoryErrorが発生する場合

Antを実行するとOutOfMemoryErrorが発生する場合の処置方法について解説しています。

AntのプロパティファイルをXMLにする

プロパティファイルのエンコーディングなどを気にせずに使えるように、AntのプロパティファイルをXMLにしてみます。

Antで子フォルダのbuild.xmlを全部実行

Subantタスクを使って、一度に全部同じターゲットで子フォルダのbuild.xmlを実行します。

Antのbasedirを子フォルダに変更して全部実行

basedirを現在のディレクトリ(${user.dir})とは別の場所を指定して、ant.batを実行します。

AntでFindBugsを実行する

AntからFindBugsを実行します。

AntでPMDを実行する

AntからPMDを実行します。

インストールと環境変数の設定

Apache Ant - Welcomeなどからダウンロードしたアーカイブを展開して、そこを環境変数"ANT_HOME"に設定します。「システムのプロパティ→詳細設定→環境変数」で、"ANT_HOME"を新規作成、もしくは編集してください。

ant_home.png

また、%ANT_HOME%\bin\ant.batを使うために、パスを通しておきます。「システムのプロパティ→詳細設定→環境変数」で、"Path"を編集してください。

ant_path.png

buildfileオプション

build.xmlファイルを作ってコマンドプロンプトからant.batを実行します。引数が無い場合、カレントフォルダにあるbuild.xmlが使用されます。

ant

任意のbuild.xmlを使いたいときは、以下のようなオプションを使って指定します。

ant -buildfile "c:\hoge project\hoge_build.xml"
ant -f "c:\hoge project\hoge_build.xml"

xyzzyなどから、ant.batをサブプロセス(C-x &)として実行する場合は、-emacsオプションをつけてやります。このオプションをつけると、xyzzyのバッファに表示されたエラー上で"F10"キー*1を押すだけで、そのエラーの出たファイルの該当する行に、自動的にジャンプすることができます。

ant -emacs -buildfile "c:\hoge\build.xml"
ant -e -f "c:\hoge\build.xml"

build.xmlの勉強方法

ネットを検索すれば、いろんなbuild.xmlが見つかるので、まずはその中からサンプルを選び、マニュアル(日本語訳)を見ながら修正すると、手っ取り早く作成することができます。

  • build.xmlとbuild.propertiesのサンプル
    • http://terai.xrea.jp/data/ant/build.zip
    • このbuild.zipファイルには、ソースコードのほかに、build.xmlbuild.propertiesを添付しています。build.propertiesは、環境依存しそうな記述をbuild.xmlから抜き出したプロパティファイルです。JDOMなどから拾ってきた記述を追加、編集したりして作成しています。実際に使用する場合は、build.propertiesファイルを環境に合わせて編集してください。そのまま使用する場合は、build.xmlを展開し、src\javaフォルダ以下にソースコード(Shift_JIS)を置いてください。
  • Java Swing Tips以下のサンプル
    • http://terai.xrea.jp/swing/toolbarlayout/src.zip
    • このサイトのJava Swing Tipsのサンプルに添付されているbuild.xmlはすべて同一です。こちらは、「build.xmlとbuild.propertiesのサンプル」とは違い、ソースコードはUTF-8で、build.propertiesではなく、xmlファイル(properties.xml)をプロパティファイルとして使用しています。

参考リンク

コメント